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本記事はシナリオ作成にあたり考えていたことなどの作者の覚書です。 シナリオのネタバレが含まれます。
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前作「夜明け前の埋葬」を公開してからしばらく後、現代バリアントのシナリオを遊びたい、と思うきっかけがありました。(こちらのシナリオ感想の方に書いてあります) 勢いあまって現代バリアント用の6人PTが出来上がり、現代PCに合う技能カードを探すのはとても楽しい時間でした。しかし、どうしても「このPCにはこんな技能が欲しい」と思ってもうまく見つけられなかった物があります。 それがスケボー技能でした。
いや、あるのかもしれませんが……見つけられない以上、作ってみようかと思いました。 といっても初めは店シナリオを作る気などなく、その頃ちょうど札絵素材を作る練習をしていたのもあり、「札絵素材を作れば、いつか誰かが店シナリオを作ってくれるかもしれない」と淡い期待を込めてスケボーの素材を描き始めました。
3枚ほどスケボー素材を描いたところで、「せっかくだから素材を合成して札絵を作って満足感を味わっちゃおう」という気分になりました。 人様の美麗な素材と組み合わせて札絵を作ると、自分の素材でも悪くないように見えました。札絵作り、楽しいですね。偉大な先人達の素材に感謝です。
札絵ができるなら、あとは少しエディタでデータを付けてやれば、技能カードは完成なのでは……?でもどうせ作るならもう公開してしまえばいいのでは……?
そんなわけで店シナ作りが始まりました。
初めから店シナリオを作るつもりで始めていたら挫折していた気がします。 最初は札絵だけのつもりで、余力があったのでシナリオも作る……という流れが良かったです。
スケボー技能を作りたいといっても私はスケボーに全く詳しくありません。まずはネットで下調べをして、文化や使えそうな用語を付け焼刃で知っていきます。結局、現実のスケボーと今回作るスケボー技能は別物感を強くしよう、という方針になったので、スケボー用語などはほとんど使いませんでしたが。
技能の性能や数値といった面にこれまであまり頓着していなかったため、バランス感覚がありません。まずはリューン互換の技能を作り、データの見方から勉強でした。 それから自分がプレイヤーとしてお世話になっているいくつかの店シナリオを参考にさせていただき、とにかく新たに知ることが多かったです。
初めは素材をいい感じに重ねれば札絵は完成かと思っていましたが、好きな技能カードをじっくり見てみると凝った加工が施されています。こ、これが綺麗の秘密……! というわけで、札絵の加工も色々と試してみて、最初は全然うまくいきませんでしたが、いくつか試すうちにグッと良くなっていきました。その分技能カード1枚あたりの作業量も増えて、なるほど技能1枚作るのも大変なんだな……と。改めて既存の店シナリオが大変な手間とかけ、工夫を凝らして作られているのだと実感しました。 本シナリオで作った札絵だと「ブリンク」が一番満足しています。
スケボーで戦う技能、とぼんやりイメージはあったものの、具体的に店シナリオにするにあたって8種類の技能を考えるとなると、性能や説明文を考えるのも悩ましいところでした。 冷静になればスケボーで戦うなよ、が正論です。だがしかし、PCがスケボー好きであることを技能カードで表現したい。ついでにキーコードもあれこれ欲しい。 結果として、性能は既存のシナリオを色々参考に考えましたが、説明文に関してはだいぶトンチキなことが書いてあります。 私はツッコミ気質で、ゲームをプレイ中にも脳内でツッコミを入れまくります。だからこそ、そうはならんやろという内容でも、プレイヤーがツッコミを入れる余地と思えば、それは作品としての面白さだと開き直ることにしました。なっとるやろがい!
本シナリオを完成させられたのは、作る過程に発見や学び、楽しさがあったことも大きな理由ですが、やはり「自分のPCのために」が目標にあるとやる気が維持しやすいと感じました。あくまで私個人的には。 2作目として作っているシナリオがなかなか進まず、先にこちらが完成してしまいましたが、勢いとモチベーションがあったからこそだと感じます。